2018年理事長所信

2018年度理事長 田中 一弘

【2018年度スローガン】
上下一心
~すべての力を我がまち市原のために~

はじめに

 青年会議所は、戦後の荒廃した時代の中「新しい日本の再建は我々青年の仕事である」という覚悟のもと、1949年に立ち上がった志の高い団体です。

 高度経済成長と共に歩んできた青年会議所の運動は、戦後の日本を立て直す為の運動から、明るい豊かな社会の実現を目指す運動へと変化してきました。いつの時代も青年会議所は己を磨き自らが先頭に立ち、青年会議所の特性を活かした運動を展開することで様々な分野において愛する地域の発展に貢献してきました。我々は先輩諸兄の志とその功績に敬意を表し、感謝の気持ちを忘れず明るい豊かな社会の実現を目指し、運動の火を絶やさぬよう後世へと引き継いでいく使命があります。

 県内一の面積を有する市原市は、臨海部には国内最大級の工業エリアが形成され、工業製品出荷額は全国第二位であり、我が国を代表する工業都市になっています。また、都心からのアクセスも良く、圏央道と東京湾アクアラインにより、成田空港と羽田空港の中間に位置する地理的優位性があるだけでなく、悠久の歴史や上総国分尼寺跡などの文化財や地域の御囃子など伝統文化を持ち、養老渓谷等の豊かな自然や里山に囲まれ、ゴルフ場の数は全国で第一位であり、観光資源に恵まれています。しかしながら、人口減少と流出、少子高齢化、雇用問題、教育問題、観光客数の伸び悩みなど、全国的に地方が抱えている問題を、我がまち市原も同様に抱えています。このような問題を解決するためには、我々が地域のリーダーとしての気概を持ち、我がまち市原の為、郷土愛を育む活動や市民参加型事業などの活動を通して、根本的かつ永続的な市民の意識変革を目指していかなければなりません。

 メンバーが一丸となり修練・奉仕・友情の3信条のもと、1人ひとりが当事者意識を持ち志高く行動を起こす事が、明るい豊かな市原の創造へと繋がると私は確信します。

地域を担う人づくり

 青年会議所は仲間と共に目的達成に向けて真剣に活動をする中で、議論を重ね研鑽しあい様々な困難を乗り越えることで互いの資質を向上できる団体だと考えます。活動の中では、様々な壁にぶつかり、挫折をすることもあります。しかし、失敗を恐れ安定を求めるだけでは、個人の成長も組織の成長も望めません。常に挑戦する心を持ち、仲間と互いに切磋琢磨し共に成長し続けていく事が必要です。メンバー1人ひとりが心を一つにし、自らの能力の限界を超えることを諦めることなく、仲間と自分を信じ、JC活動・JC運動に取り組み、更なる高みを目指してまいります。本年度はメンバー1人ひとりの更なる可能性や価値を引き出せる多くの学びの機会を設け、思いやりの心や感謝の心を持った豊かな人間性を育み、コミュニケーション力や実践力の習得により、地域のリーダーとして確かな自己成長を遂げることの出来る組織を目指します。

 失敗を恐れず、ひとの為、まちの為に研鑽を積んだメンバーが心を一つにする事で明るい豊かな社会の実現に繋がっていくと確信しています。

市原の魅力を発信

 我がまち市原は、千葉県の中心に位置し、臨海部には日本有数の産業拠点ともいえる石油化学コンビナートがあり、山間部には美しい景観を誇る養老渓谷など、多くの魅力的な要素があります。一方で少子高齢化や若者の人口流出により、地域経済や地域コミュニティの縮小が危惧されております。また市原市を訪れる観光客数も伸び悩んでいる現状です。地域コミュニティの再興と若者の定住促進には、市民が地域により愛着を持つことが必要だと考えます。そのためには、上総国分尼寺跡や養老渓谷などの歴史的文化財や各地域に残る御囃子などの伝統文化芸能など市原市には様々な魅力があることを、市民が再認識することで郷土愛を育むことができ、そして市原市の魅力を強く市内外へアピールする事へと繋がります。

 我々は市原青年会議所のネットワークとフットワークを活用し、行政や関係諸団体と協力をしながら、この市原の魅力を発信し、我がまち市原の未来を創造していく新たな事業の構築を行います。人と人がつながり、人と地域がつながり、地域を想う心の連鎖を醸成することで、まちの活性化に繋げます。

新たな未来へのいちはら大綱引

 我がまち市原では、各地区においてそれぞれ個性豊かな事業が行われ賑わいをみせております。しかし6町1村の合併により誕生した市原市は、地理的特性や伝統文化など異なる特性をもつ地域から成り立っており、それぞれの地域が独自に強い誇りがあるがゆえ、市原市全体での市民参加型大型事業の企画が難しいものでした。そのような状況の中、市原市全体を巻き込んだ町興し事業として、いちはら大綱引が企画、実行され今年で第6回目を迎えます。昨年度の積極的なPR活動や商工要素を取り入れた活動により、より一層、市民の皆様に周知することができ、市原名物として、いちはら大綱引により地域の団結力を強め、他地域への文化などに興味関心を持つことにより、市民参加型町興し事業成功へと繋がりました。

 本年度は、市民が考え市民の手で運営するという創設当初のビジョンにある市民の為の祭りに近づけていきたいと考えます。その為には、実行委員会としての在り方を改めて検討し、市民・各種団体・企業・行政と連携し、全国へ発信する町興し事業として更なる成長をすることにより、地域住民が町興しに興味・関心を持ち我がまち市原の更なる発展に繋がることを目指します。原点を見つめながらも、新たな挑戦を続けることで、我がまちに根付く恒久事業となるよう心を一つに活動を行ってまいります。

未来へ繋ぐ会員拡大・広報

 近年の会員拡大の活動により、市原青年会議所は県内一の会員数となりました。しかし、40歳で卒業を迎える青年会議所は常に新たな仲間を迎えなければ、自ずと組織は衰退をしてしまいます。会員拡大は、人と人とが出会う事であり、同じ志を持った若者が一人でも多く集まることで、我々の活動はより活発になります。同じ志を持つ仲間を拡大し続けることが、組織の根幹であり、メンバー一丸となって会員拡大に取り組んでいかなければなりません。いかに素晴らしい事業を展開しても、それが認知、理解されなければ、目的を達成する事は出来ません。市民の皆様に、市原青年会議所の活動がわかりやすく伝わり、身近で親しみを持ちやすく、共感を得ることの出来るような広報活動が必要です。本年度は拡大広報委員会として、各委員会と連携をし、市原青年会議所の活動と魅力を力強く地域に発信することで、未来の青年会議所メンバーへ我々の活動や想いが届き会員拡大へと繋げてまいります。

 我々のJC活動・JC運動を広く正しく伝え、情熱を伝播させることで、自ずと新たな仲間が集まる組織に成長し、ひいては我がまちの発展に繋がっていくと確信しています。

未来の市原を担う青少年健全育成

 近年の少子化、核家族化や地域コミュニティの衰退など、子どもたちを取り巻く社会環境は大きく変化しています。子どもたちのコミュニケーション能力の低下や自尊感情が低いなど社会性の不足が危惧されている今、我々メンバーは青少年健全育成に取り組む上で、現代の子どもたちの健全育成に求められている事は何かを、深く知る必要があります。また、子どもたちが希薄化した地域社会を乗り越えていくには、自分と他者とを理解した上で互いに支え合える繋がりを築くことが必要不可欠であると考えます。互いが相手を想い行動することで、他者を思いやる気持ちを育み、互いを理解・尊重する気持ちを持って切磋琢磨し、自立した大人へと成長していくことができるのです。

 我々は、子どもたちの未来の為、本年度も第5回いちはらキッズサマーキャンプを開催致します。自然豊かな環境で「感謝の心」「友情の心」「命の尊さ」の3つのテーマの下、子供たちが日々の生活の中では経験することの出来ないプログラムを拡充させ実践することで子どもたちのコミュニケーション能力の向上を育み、自尊感情を高めることができ、異年齢・他地域の子どもたちとの交流により社会性の向上へと繋がることを目指します。

強固な組織づくり

 年齢や役職の違うメンバーが、心を一つに団結していく為には、更に相互のコミュニケーションを活性化させていく必要があります。事務局は率先してメンバー同士の連携・交流出来る体制をしっかりと構築し、情報の共有化、連絡調整を行い、例会・事業への積極的な参加へと繋げます。また、資料提出や理事会総会等の出席報告の期限順守、透明性ある財政管理、コンプライアンス面においても厳格な運営を行い、我がまち市原市から信頼される団体として持続的に成長していく為の要であることに誇りを持ち活動してまいります。秩序ある組織運営なくしては、我々の運動の成功はあり得ません。

 組織の中枢である事に誇りを持ち、メンバー1人ひとりが自らの個性を活かしつつ、心を一つに運動して行く為に、組織全体をサポートする体制を確立します。

結びに

 今年度のスローガンは「上下一心」とします。この言葉には、役職の上下を問わず心を一つにすること。また心を一つにして事に当たるという意味を持っています。青年会議所の運動は決して一人では出来る事ではありません。メンバー1人ひとりが心を一つに団結して取り組めば、いかなる困難も乗り越えることが出来ます。失敗を恐れず、メンバーが心を一つにし、我がまち市原のために行動を起こしていく事が明るい豊かな社会の実現に繋がっていくと確信しています。
 全ては未来の市原の為に!

基本理念

上下一心 ~すべての力を我がまち市原の為に~
全ての人が団結して取り組めばどんな困難も乗り越えることが出来る。

基本方針

心豊かな地域のリーダーの育成
郷土愛を育み、市原の魅力を発信
魅力溢れるいちはら大綱引事業の継続
未来の市原を担う青少年健全育成
発信力に優れた広報活動と同志の拡大
連携力に優れた組織運営と会員相互のコミュニケーション活性化

事業計画

・まちづくり事業の開催
・第5回いちはらキッズサマーキャンプの開催
・第6回いちはら大綱引の開催
・第20回かずさカップわんぱく相撲大会の開催
・第25回かずさカップサッカー大会の開催
・新入会員オリエンテーションの実施
・防災組織の管理及び防災訓練の実施
・献血活動の実施
・会員拡大及び育成
・例会の企画及び開催
・出席率向上の取り組み
・LOM事業への積極的な参加
・日本青年会議所事業への積極的な参加
・出向者への支援
・積極的な広報活動
・まちづくり運動の推進
・年間活動報告の作成
・関係資料の整理及び管理