2022年理事長所信

2022年度理事長 佐藤 圭悟

【2022年度スローガン】
誰が為に
~愛と希望があふれるまち市原を目指して~

はじめに

2019年に新型コロナウイルス(COVID-19)の最初の症例が中国で確認されて以降、世界経済は急速に悪化し、現在では政策効果に支えられた回復から、自律的な回復への移行段階にあります。しかしながら、社会の在り様そのものにも急速な変化が求められるほどの影響を与えたのも事実です。全世界に影響を及ぼしたこの事象は、我が国日本ひいては我がまち市原にもその影を落とし、誰もが生活の変容をせざるを得なくなりました。私たち市原青年会議所は創立以来45年という長きにわたり「明るい豊かな社会の実現」を目指しており、それは昨今のコロナ禍であろうが目指すべき理念であり、私たちの運動を止める理由にはなりません。むしろ、地域の様々な社会問題を解決すべく活動をしてきた私たちだからこそ、さらなる青年会議所運動に邁進する必要があります。
現在、我がまち市原が抱える問題は多岐にわたっており、故に私たちは私たちだからこそ、解決できる問題をしっかりと見つめ、捉え、精査し、解決に向けて活動を展開しなければなりません。そして、それらの運動をさらに発展させる為に必要なものは組織力であり、その組織力に求められるものは、同じ目的、目標をもった同志の結束力です。私たち市原青年会議所は何の為の団体なのか、誰の為に運動を展開しているのか、そのことを念頭に初心を忘れずに活動することが結束力に繋がり、我がまち市原の「明るい豊かな社会の実現」に近づくと確信します。
創立以来脈々と受け継がれてきた歴史と伝統は、誰かの為を想い運動を続けてきた市原青年会議所の軌跡です。私たちは愛する我がまちをより良いものにする為にも、次代へと続く軌跡を歩み続けます。

会員の資質及び組織力の向上の為に

私たち青年会議所の会員は40歳で卒業を迎えます。本年度卒業を迎える会員の割合は全体の約20%となっています。多くの経験豊富な会員が卒業するとともに、入会3年未満の経験の浅い会員の割合は約30%となっており、私たちの運動をより良いものにする為には会員のさらなる育成が求められます。また、私たち会員は青年会議所の運動、活動を通して自身の成長と経験を得ており、昨年、一昨年のような新型コロナウイルスの影響下のように今後何らかの理由により活動が制限された場合、同時に成長の機会も制限されるということでもあります。私たちはこのような状況にも真摯に向き合い、考え得るあらゆる事態を想定し、いついかなる時も会員の成長に繋がる仕組みの構築や、機会を提供しなければなりません。
私たちの運動のさらなる発展には、会員の個の力のみではなく組織力の向上が不可欠です。組織力の向上、つまりは個の結束を促すには会員全員が同じ方向を向く必要があり、その為には、市原青年会議所の運動の原点に立ち返り、何の為、誰の為の運動なのか、ということにしっかりと向き合い、全ての事業、例会等の活動における意義を会員一人ひとりが見出すことができなくてはなりません。本年度は私たちの運動における意義を、今一度見つめなおし、今後の活動そのものの価値を高める機会であると考えます。
一人ひとりの成長こそが市原青年会議所の成長に繋がり、市原青年会議所の成長こそが「明るい豊かな社会の実現」の礎になると確信します。

会員拡大と新入会員のフォローアップの為に

現在、市原青年会議所の会員は近年の拡大活動により徐々に増加しています。しかし、会員の増加と共に事業、例会等の活動における参加率の低下や、少数ながら退会する会員がいるのも事実です。私たちは会員の拡大を目指しつつ、入会した会員が活動に対して意欲的になれる仕組みを構築しなければなりません。
本年度、市原青年会議所は着実な拡大を目指すべく、会員の純増率5%以上を目標とし、本年度における新入会員の退会者0名を目標とします。そして、新入会員や経験の浅い会員のフォローアップを行います。私たちの運動へのやり甲斐や楽しさに、活動を通して感じてもらうまでが拡大における完結へのプロセスであると考えます。
会員の拡大は青年会議所運動の大きな推進力に繋がり、ひいては我がまち市原のさらなる発展に繋がります。私たちは会員拡大こそが青年会議所運動の根幹の一つであることを理解し、さらなる拡大活動に邁進します。

市原を明るく照らすまちづくりの為に

現在市原市は他の地方都市同様、人口減少や少子高齢化、市街地の衰退など、様々な問題を抱えています。さらには、昨今のコロナ禍による影響もあり、まちにおける市民の不安は容易に想像できます。しかし、そんな情勢だからこそ「明るい豊かな社会の実現」を目指す私たちが、まちの明るさを取り戻すべく運動を展開していかなければならないのです。
私たちは市原青年会議所として市原市の現状を取り巻く問題を改めて見つめなおし、当事者、そしてまちのリーダーとしての危機感をもって課題解決に取り組まねばなりません。私たちだからこそ解決可能なまちの課題をしっかりと検証、選定し、解決に繋げることが、まちのよりよい未来を構築するのです。
残念ながら昨年、一昨年と「いちはら大綱引」は2年連続の中止となりました。情勢が見えないうえ、開催は困難を極めると思いますが、まちに求められている事業を開催することも大切であると判断し、本年度も「第10回いちはら大綱引」の開催を目指します。そして、この事業がまちにどのような影響を与えることができるのか、どのような思いで築き上げられてきたのかを今一度精査し、「市民の市民による市民の為の大綱引」という企画立案当初の目標を踏まえたうえで、まちにとってさらに必要とされる事業へと昇華させることが肝要です。皆に愛され、皆が笑顔になれ、皆に必要とされる「いちはら大綱引」を目指します。
私たちの運動がまちを明るく照らすことで、誰もが笑顔になれる未来へ繋がると確信します。

未来を担う青少年の為に

未来を担う人財である子どもたちは、まちにとってかけがえのない宝であり、希望です。そんな子どもたちが、ふる里市原を大切に思い、笑顔を絶やさず生活できるよう、私たちは青少年の健全育成に努めなければなりません。
昨今の新型コロナウイルスをはじめ、様々な要因により私たちの生活様式が変化すると共に、現在の子どもたちの取りまく環境も急速に変化しています。これらの変化全てが必ずしも悪影響になるとは言えませんが、変化を伴うということは何かの機会が増えると共に、何かの機会を失っていると言えます。この機会の増減が、現在の子どもたちにどのような影響を与えているのか、また、どのような機会が子どもたちのより良い健全育成に繋がるのかをしっかりと検証する必要があります。
私たちは本年度も「第9回いちはらキッズサマーキャンプ」を開催します。「感謝の心」「友情の心」「命の尊さ」を学ぶことを根幹に、本事業を通して今の子どもたちに必要なことを学んでもらう機会を創出します。「いちはらキッズサマーキャンプ」で未来を担う子どもたちの為に何ができるのかをしっかりと吟味し、本事業が現代の子どもたちにとっての成長に繋がるよう邁進します。

未来を担う青少年の為に

近年の市原青年会議所は様々な改革により、非常に円滑な組織運営が構築されつつあります。組織運営の円滑化は実務の速度に直結し、様々な活動における質の向上に繋がります。また、会議のリモート化も実用レベルまで向上しましたが、より発展させることで、組織運営のさらなる効率化に繋がります。しかしながら、効率化を偏重するあまり、運営そのものの本質を見失ってはなりません。各会議の意義や重要性をしっかりと理解したうえで、効率的で円滑な組織運営をバランス良く行うことが、組織の強化に繋がると考えます。また、市民の皆さまから私たちの運動へのご理解とご協力をいただく為にも、組織内のより良い連携を図る為にも、対内外における情報の発信は非常に重要です。情報の受け手に十分かつ伝わりやすい内容を精査、工夫し、精到な広報活動を展開します。

SDGsのシンボルとなるまちを実現する為に

2020年11月27日、市原青年会議所は市原市と Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)、通称SDGsの達成に向けた相互連携強化の為の包括連携協定を締結しました。また、「SDGsのシンボルとなるまち」の実現を目指す市原市は、昨年、内閣府より「SDGs未来都市」に選定されました。しかし、SDGsは市内においても徐々に浸透してきていますが、その認知度はいまだ十全とは言えません。私たちは本年度もSDGsを力強く推進すべく、行政と協働して認知度向上に努め、市民の皆さまがもっとSDGsを活用できるよう、その有用性と本質を発信していきます。そして、活動の全てにSDGsとの関連性を確立することで、市内外への波及的な周知へと繋げます。

結びに

誰の為に生きるのか。おそらく多くの人が愛する人の為と答えるのでしょう。そしてその行動原理は、とても大きな力になることを私たちは体感的に理解しています。人は時として、自己の為よりも他者の為にこそ大きな力を振るえるのです。愛する家族の為、大切な友人の為、尊敬する先輩の為、かわいい後輩の為、頼りになる同僚の為・・・。挙げればきりがありませんが、その数だけ私たちは大きな力を発揮することができるのです。
私たち市原青年会議所は誰の為に活動しているのでしょうか。それは人それぞれに違うのかもしれません。自身の成長の為かもしれないし、共に活動する仲間の為なのかもしれません。だが、願わくは愛する人が住み、生活する我がまち市原にいる、愛すべき全ての人の為にこそと、想っていただけるならばこれほど嬉しいことはありません。
誰が為に、誰かの為に、共に歩んでいきましょう。

創立より45年、歴史と伝統を紡いでこられました先輩方、また私たちの運動にご賛同、ご協力いただいた全ての皆さまの恩に報いる為にも、私はこれまで以上の青年会議所運動に邁進することをお誓いします。

    【基本理念】

  • 誰が為に ~愛と希望があふれるまちを目指して~
  • 【基本方針】

  • 会員の資質及び組織力の向上
  • 会員拡大と新入会員のフォローアップ
  • 市原を明るく照らすまちづくり運動
  • 未来を担う青少年の健全育成運動
  • 効率的で円滑な組織運営
  • SDGsのシンボルとなるまちの実現を目指す運動
  • 50Vision達成に向けての取組
  • 【事業計画】

  • 第24回かずさカップわんぱく相撲市原場所の企画、実施
  • 第9回いちはらキッズサマーキャンプの企画、実施
  • 第10回いちはら大綱引の企画、実施
  • 第29回かずさカップサッカー大会の企画、実施
  • 新入会員オリエンテーションの企画、実施
  • 献血活動の実施
  • 防災組織の管理及び防災訓練の企画、実施
  • (各委員会共通項目)

  • 例会の企画及び開催
  • 例会、事業の検証及び引継
  • 会員の拡大及び育成
  • 出席率向上の取組
  • LOM事業への積極的な参加
  • 日本青年会議所事業への積極的な参加
  • 出向者への支援
  • 年間活動報告の作成
  • 関係資料の整理及び管理
  • まちづくり運動の推進
  • 災害復興支援の推進