2025年度理事長 上野 孝大
【2025年度スローガン】
光
~輝く未来へ共に歩もう~
はじめに
1977 年5 月29 日、高い志を持った青年達により「明るい豊かな社会の実現」を目指し、市原青年会議所(以下、市原 JC)は設立されました。これまで多くの先輩方が市原 JC で汗と涙を流し、様々な青年会議所運動を展開してきました。現在日本は、諸外国と比べあまりにも長い経済の停滞、近年頻発化する自然災害、少子高齢化、感染症の大流行など、将来の予測が困難な「VUCA(ブーカ)」の時代にいます。しかしそんな時代だからこそ、同じ理想と使命感を持つ青年を集め、強く影響し合いながら友情を深め、未来への無限の可能性を自分たちの手で効果的に描き出し、「明るい豊かな社会の実現」を目指して今為すべきことを成す。それが私たちJC(組織)でありJAYCEE(会員個人)です。
市原 JC は、来年創立 50 周年を迎えます。設立から今日に至るまで時代は変化しても私たちの先輩方は創始の精神と熱い志を胸に活動してきました。その歴史や伝統を継承していくために何が必要なのか。それはメンバー各々がより良いまちの未来を想い、与えられた役職や役割で今できる最善とは何か、今行っている行動は本当に正しいのかと自問自答し続ける事です。私たちが試行錯誤しながら最善の運動をつくり、まちのために行動を続けることで地域にリーダーを生みだし、メンバーの成長が組織の成長に繋がり、市原市の地域課題の解決、新たな未来へと繋がると確信しています。
地域のリーダーとして私たち市原JC がさらにまちで力を発揮するべく、メンバーそれぞれが JAYCEE としての資質に磨きをかけ、まちにとって頼れる存在となるべく市原 JC の存在価値を高めていきます。そして、私たちの運動・活動に共感する新たな仲間を集結させ、多くの繋がりを構築し、明るい豊かな市原の創造を目指し、共に輝く未来へ向かって歩んでいきます。
新たな絆と光り輝くリーダーの育成
私たち市原JC が持続的に発展し、まちに必要とされ続けていくためには、志を同じくする仲間を増やし、JC の運動・活動を自分事として捉え、その一人ひとりが能力や資質を磨き上げ、変化の多い時代に地域のリーダーとして課題解決に取り組むことができる能動的なメンバーが必要です。
本年度は、メンバー同士の関係性に働きをかけ心を通わせるために、対話を重視した組織開発の学びの機会を提供します。そして組織の一員として活躍することの大切さ、気付きを得た先に新たな成長の機会を提供することでメンバー個々が成長し、一人ひとりがまちの課題と向き合い、より良い事業の開催や運動の展開をすることが出来ます。
メンバーと共通の目的を持ち、市原 JC としての組織を理解し、目的、目標を揃え一丸となり、積極的に運動・活動を取り組めるひとづくりが委員会の役割です。仲間を思い切磋琢磨し、風通しのより良い、自由に発言できる環境を構築し、地域のリーダーとして「明るい豊かな社会の実現」に向けて歩調を合わせ歩んでいけると確信しています。
活気と輝き溢れるまちの未来のために
市原市は豊かな自然が広がり、悠久の歴史、日本一の数を誇るゴルフ場、ローカル線の小湊鉄道などの魅力が溢れるまちです。私たちはその市原市の魅力を発信し、「いちはらファン」を拡大することで、移住・定住、活力ある地域づくりの一助となる運動をしていかなければなりません。
本年度も「第13 回いちはら大綱引」を準備してまいります。いちはら大綱引の歴史は干支を一周し、「市民の市民による市民のための大綱引」として、市原市の伝統や賑わいを地域の皆様に感じていただいています。昨年は悪天候により、中止を余儀なくされましたが「上総いちはら国府祭り」のメインプログラムを飾るというブランド力を発信し、市民の方に地域への愛着と誇りをさらにもっていただくため、新たな「いちはら大綱引」の形を確立させます。
一人ひとりが自分たちのまちに対する自覚と責任を有する事で、まちづくりを自分事として捉え、多くの市民が率先して行動する意識が高まり、「明るい豊かな市原の創造」に繋がります。我々市原 JC が地域のリーダーとして想いを持って行動する事が、地域の活性化に寄与できると信じて活動してまいります。
輝く未来を担う青少年のために
近年、子どもたちを取り巻く環境は変化し、漠然とした将来に対する不安や無気力に悩まされていることも多いことが問題とされています。子どもたちが人間関係を取り結ぶ力を高め、積極的に社会的自立を図っていくことが大切であり、子どもの頃の体験が豊富で成長した人ほど、やる気や生きがいを持っている人が多いという結果が出ています。そのためには、私たちが子どもたちになにができるかを学び行動する必要があります。
本年度は、地域の子どもたちが将来にわたってウェルビーイングで生活を送っていくためには何が必要かを学び、1 人でも多くの子もたちが将来なりたい夢の選択肢を広げ、楽しく前向きに歩んでいけるよう、活動してまいります。
そして本年度も「第 12 回いちはらキッズサマーキャンプ」を実施します。環境の変化にも対応すべく、従来の開催場所や方法にとらわれず、子どもたちのために、自然豊かな環境で日々の生活の中では経験することの出来ないプログラムを拡充させ、子どもたちへの学びの機会を提供します。
子どもたちは地域の未来を担う大切な宝です。将来の可能性を広げた子どもたちがまちにあふれ、心が豊かに成長した青年たちは次世代の立役者となり、やがては地域の担い手になると確信しています。
規律と個性が輝く組織運営
私たち市原JC には多様な価値観や仕事をもつメンバーで構成され、同じ理念のもと活動しております。メンバーが目標に向かって JC 運動に邁進していくために、輝く組織運営委員会は組織の連絡調整機関として、例会や会議の設営だけでなく、メンバーへの情報共有や外部との連携など、効率的に組織を運営していかなければなりません。また、私たちの活動をより市民の方々に認知していただくためには、広報活動に力を入れる必要があります。
本年度は、実用性のある広報の知識を深め、市民の方々や他団体により伝わる発信力を高める機会を提供します。SNS を正しく効果的に活用することで、円滑なコミュニケーションに寄与し、今後開催される公開例会などの継続的な集客に結びつきます。また、会員拡大の取りまとめを事務局に置き、各委員会に拡大リーダーを配置することで会員拡大活動に対する当事者意識を高めるとともに新入会員情報の収集からフォローアップを迅速におこないます。
メンバーや関係諸団体との連携や事務局としての業務をしっかりとおこない、より強固な運営基盤の確立に努めます。
結びに
本年度のスローガンは光〜輝く未来へ共に歩もう~としました。
人が輝く時、そこには二つの意味合いがあります。一つは、目には見えないはずの内面からの輝きを放つということ。もう一つは、周囲を照らすかのような目に見える輝きを放つということ。どちらにしても、それは人としての美しさ。置き換えのきかない魅力です。自分の中にある情熱や信念などを光り輝かせることは、自然と周りに計り知れない大きな影響を与え輝かせることができる力になります。
JC においても、立場が違えど自ら持つ情熱や信念などを実践することは自分の計り知れない力を伸ばし、可能性を広げると共に、周りにも自然と影響を与え、その人の持つ力をも発展させることができます。そしてその光りは次世代へ受け継ぎさらに力強く光り輝かせるのです。そうやって人は繋がり、より良い方向へ前進します。
自分の中にある光りを輝かせ、未来の市原を共に輝かせましょう。
- 【基本理念】
- 光り輝く未来のために
何ができるか、何をするかを
問い続けよう
【基本方針】
- 新たな絆と光り輝くリーダーの育成
- 活気と輝き溢れるまちの未来のために
- 活気溢れるまちづくり運動
- 輝く未来を担う青少年のために
- 規律と個性が輝く組織運営
- 50Vision達成に向けての取組
- 50Visionの検証
【事業計画】
- 第27 回かずさカップわんぱく相撲大会市原場所の企画、実施 第12 回いちはらキッズサマーキャンプの実施
- 第13 回いちはら大綱引の企画、実施
- 第32 回かずさカップサッカー大会の企画、実施
- 新入会員オリエンテーションの企画、実施
- 献血活動の実施
- 防災組織の管理及び防災訓練の企画、実施
(各委員会共通項目) - 例会の企画及び実施
- 会員相互の交流と親睦の促進
- 出席率向上への取り組み
- LOM 事業への積極的な参加
- 日本JC 事業への積極的な参加
- JCI 事業への積極的な参加
- 出向者への支援
- 年間活動報告の作成
- 関係資料の整理及び推進
- まちづくり運動の推進
- 災害復興支援の推進
- SDGs の推進