【7月7日(火)五井グランドホテルにて7月第一例会を開催しました。】
講師は経済波及効果217億円(6年間)出したといわれる「富士宮やきそば」を全国的に有名にした渡辺英彦氏です。
富士宮には「やきそば」は昔からあったのに、なぜ2000年を境に「富士宮やきそば」としてブランド化できたのか?その様々な仕掛け方は何か?「やきそばG麺」が自分達の街を調査し、他都市へ「三国同麺」や「天下分け麺の戦い」を挑むなど、とても『まちづくり』を楽しんできたことが伝わってきました。そして、広告宣伝費は大手ビールメーカーや高速道路会社に負担させるなど、『まちづくり』の最大の壁である資金面も突破され、今まで観光バスがトイレ休憩程度だった富士宮を「やきそばを食べるための観光目的地」へと変貌させ、ヒトとカネを愛する故郷に集めた功績は大きいと感じました。現在は「やきそば」の成功にアグラをかくことなく、鱒やミルクなど第二・第三の地域特産品と手を組み、自分だけではなく地域の仲間達みんなで「大便乗しよう!」と日本酒『鱒々だいびんじょう』も売り出し、継続することや仲間との連携の大切さも知ることができました。
時間があればまだまだヒントをもらえる話を聞けたと思いますが、詳細は著書「ヤ・キ・ソ・バ・イ・ブ・ル~面白くて役に立つまちづくりの聖書~(静岡新聞社)」を読んで頂き、この例会をきっかけに多くの皆さんが自分達の商売や地域の発展への想いが高まることを祈念したいと思います。 山崎雅胤